我楽房のこだわり
石窯天然酵母パンの名称は存在すらしていなかった1977年、「我楽房」は誕生しました。石窯天然酵母パンは本来、自分たちが安心・安全で本当に美味しいパンを食べたいという願いから生まれました。パンの素材だけでなく、「天然酵母」やパン窯さえも手作りなのには理由があります。
電気やガスを一切使わずに、まきを使い、1000℃以上に熱した自然石の余熱だけを使ってパンを焼く。
そのために100トン以上の天然石と、遠赤外線を出しやすい岩石などを何層にも組み合わせる事により、完全に石窯の余熱の遠赤外線だけで5時間〜6時間以上パンを焼き続けられる世界初の「窯」が完成しました。
この窯を使うことにより、一個5kg以上のパンですら、ふっくら中まで火を通すことができ、やわらかく焼き上げることができるのです。
また、我楽房のパンは砂糖を一切使いません。
そのため、自家製の天然酵母で20時間〜40時間かけてゆっくりと発酵させ、生地にほのかな甘みと風味を与えています。
パンに使う「水」もこだわりの一つです。
我楽房の森の中には大小10以上の洞窟があり、長いものになると数百メートルにもなります。そのうちの一つは、戦後の金鉱山跡の洞窟で、パン作りにはその中から湧き出る天然水を使っています。この水はアルカリ性で完全無菌が特徴です。
この水を守るために森の自然林を保護し、パンの売り上げで木を植える活動を行っています。
本来、私たちが生きていくうえで、一番必要な「空気」「水」「土」のどれもが本当に安全なのかわからない時代になりつつあります。 できるかぎり自分たちの目に見える食材をつかい、自然から頂くパン作りを我楽房は続けています。